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箱根 (2004/4/10-11)

一泊二日で箱根に行ってきました。

今年の近所の桜は、咲いたと思ったら雨。その翌週はもう開花終了という感じであまり花見ができませんでした。ウェブで開花状況を調べていたらまだ箱根方面で咲いているとの情報があり、続いて宿を検索したら少しですが部屋が空いていたので、衝動的に箱根行きを決定しました。目的地は強羅公園です。今回はクルマは使わず、電車で行くことにしました。

思いついた日が出発日なので、用意して家を出るまで時間がかかってしまいました。お昼は強羅公園で手作りサンドイッチ、なんて話も出たので、サンドイッチを作る時間もかかって、家を出たのは11時頃になってしまいました。悠希の荷物は意外とかさばりますが、これでも以前に比べたらとても楽になりました。

まず、東神奈川から横浜線に乗って新横浜へ。この横浜線でひとみは帽子を紛失。紫外線を気にするひとみはこの一件でだいぶ落胆。悠希は車掌さんに手を振ったりしてご機嫌です。新横浜からは新幹線で一気に箱根入り。新横浜から小田原までは1900円、15分ほどです。速いです。会社より近い感じがします。悠希は大の電車好きで、中でも新幹線は大好きなので、新幹線のホームに上がるとさらにご機嫌です。ここの通過電車は迫力があり、前のめりの悠希もさすがに後ずさりします。ただ、新幹線に乗ってしまうと普通の電車と違いはないらしく、退屈なのと、ちょうどお昼で空腹なこともあり、急に機嫌が下り坂。公園で食べる予定だったサンドイッチを新幹線の中で食べることになりました。

そうはいっても15分。食べ終わる前に小田原に着いてしまいました。お昼は一旦切り上げていそいそと電車を降ります。ここでフリーパスを買いました。3日間有効でひとり4130円。ちょっと高いけどたいていの乗り物に使えて2日間でもいくらかお得です。そこから小田急線で箱根湯本まで行き、箱根登山鉄道で強羅へ向かいます。時間帯によっては登山鉄道が小田原まで来ているようです(昔はいつでも小田原まで来ていたと思う)。小田原のホームには登山電車の絵が描かれていました。

小田原−湯本間は、いくつか駅がありますが、どれも小さな駅で、先頭の車両しかドアが開かない駅もあります。登山電車と小田急線は軌道の幅が違うので3本のレールが敷かれています。登山電車のほうが広軌です。

湯本では乗り継ぎの登山電車が待っていて慌ただしいです。すでにたくさんのお客さんが乗っていて、次の電車にしたいなぁと思ったのですが、25分くらい待たなければいけないようで、乗ってしまいました。ベビーカーを使える状況でなかったので畳んで悠希を片腕でだっこしてもう一方の手でつり革をつかみます。何度か交代しましたがひとみは腰にきました。気がつくと悠希は寝ていました。

このとき乗った登山電車は新型で、スイス、サンモリッツ(街の名前)と書かれた銘板が付いていました。新婚旅行を思い出します。何時間も飛行機に乗って行った街の名前にこんな近所で出会えるとは…。沿線には何度か満開の桜やその他の花木が見られて良い感じでした。(サンモリッツ号についてはこちら

強羅に着くとすぐにケーブルカーが入ってきました。接続が悪いのは不評ですが良すぎるのも慌ただしいです。強羅公園は強羅から近いのですが、ケーブルカーに「公園下」、「公園上」という、公園にいかにも近そうな名前の駅があり、悠希を担いで疲れていたこともあって、乗ってしまいました。混んでいました。歩いたほうが良かったかも。とにかく一駅だけ乗って公園下駅で降り、やっと目的地の強羅公園に着きました。

強羅公園はフリーパスがあれば入場無料です。やっとベビーカーを広げる場所ができて、昼寝中の悠希を乗せて歩きましたが、階段が多い。しばしばベビーカーごと持ち上げて運びました。桜は、確かに良い感じで咲いているのですが、あまり多くなかったです。とりあえず記念撮影したあと、疲れたので公園内の喫茶店で休憩。フロートを食べていたら悠希が目を覚ましました。調子のいいときに目を覚まします。

目がさめたあとの悠希はご機嫌で、噴水のまわりで遊んだり、園内をぐるぐる散歩したりしました。公園の上のほう(斜面上に公園がある)に行くとバラ園になっていて、すこし人もまばらでベンチもあったので、そこでお昼の続きを食べました。バラ園のバラはまだ皆小さいので、植えつけたばかりかもしれません。お昼のあとは悠希はひとみの手を引いてバラ園をくまなくお散歩。そこで事故が起きました。

持参したビデオカメラでバラ園を散歩中の悠希を撮影していたら、悠希が私(ひろゆき)のほうに向かって駆け寄ってきました。私はとっさに後退しながら撮影を続けたのですが、転倒して花壇に突っ込み、バラの刺で左手を負傷してしまいました。この手の傷は結構しびれます。薬指は突き指するし血は滴るし、格好悪いですが、悠希は転倒しなかったのと、バラがたいしたダメージを受けなかったのが不幸中の幸いでした。ビデオには転倒したときの乱れた映像が残っています。

とりあえず応急処置をして(といっても絆創膏もないので出血が止まるのを待つしかないのですが)、目がさめている悠希と桜を写真に収め、なぜか搾りたて牛乳を3人で一杯飲んで、宿に向かいました。宿は湯本にあります。もういちど登山鉄道に乗って戻ります。帰りは強羅駅まで歩きました。登山鉄道は山を下るのですが、湯本行きは上りになるのでしょうか。帰りは古めかしい車両です。やはりこの車両のほうが登山電車らしくて良いです。駅などで売られているグッズや写真なども古い車両からデザインされていることから、誰でもレトロな車両に愛着があるのでしょう。

旅館は湯本から歩いてすぐの弥栄館という、ちょっと古めかしい旅館です。増築を繰り返した感じで部屋までは曲がりくねった廊下を通ります。迷宮のようです。貸し切り露天風呂が売りらしく、そこだけは真新しかったです。チェックインのときに予約するのですが、チェックインが少し遅かったせいか夜は遅い時間しか空いていなかったので、朝に予約を入れました。ほかにも家族風呂や大浴場もありました。食事は部屋でいただきます。まあまあでしたが、このレベルならもう少し値段を抑えても良さそう。でも週末の値段なので仕方ないかもしれません。部屋からは箱根の山々が一望でき所々に桜の花が見えました。

朝起きるとちょっと風邪気味で喉が痛かったです。負傷した左手もまだ痛みます。あまりすっきりした寝起きではなかったですが、貸し切り露天風呂に入って、朝食を食べて、出発。出発のときロビーで飲んだコーヒーは大変薄かった…。

二日目は箱根の定番コースを行ってみることにしました。登山鉄道、ケーブルカー、ロープウェイを乗り継いで芦ノ湖に出て、遊覧船に乗るコースです。三度登山鉄道に乗って強羅に向かいました。朝から行動したので混み具合は昨日ほどではありません。途中、宮ノ下で途中下車して街を散策。和菓子を買ったり豆腐を店先で食べたりしました。強羅からはケーブルカーに乗って早雲山へ。このケーブルカーも昔はボロかったような記憶がありますが、今の車両はとてもきれで現代風になりました。古いのが良かった。さらにロープウェイに乗り換えると、これも現代風になっている!大きくてきれいなゴンドラです。子供のころの思い出の箱根とはだいぶ違ってしまっていて寂しいです。

ひとみのリクエストで、箱根の定番、大涌谷で途中下車することにしました。ぼけっとしていると乗り過ごしてしまうと思っていたら、きれいなゴンドラは大涌谷止まりで、全員降りなければいけないようになっていました。以前はゴンドラを降りなければ先に行けたのですが、今は別のゴンドラに乗り換えるようになっています。ここから先は思い出にある小さいゴンドラのロープウェイでした。ここまで来てやっと思い出に一致するモノが!うーん懐かしいです。

大涌谷では、吹き出す硫黄を眺めながら温泉玉子を食べました。以前は足下からもぐつぐつ煙が出ていて迫力がありましたが、今は歩くところはしっかり固められていて、安全になったかわりに、ワイルドさが失われた気がします。悠希は高低のある歩道をがんばって歩いていましたが、温泉玉子売り場まで行き着いて力尽き、あとは抱っこになりました。温泉玉子は6個で500円。3人で1個ずつ食べて、あとは持って帰ることにしました。この温泉玉子を食べると寿命が延びるそうです。1個で7年、2個で14年です。昔は「3個なら死ぬまで延びる」と書いてあったような気がします。

大涌谷でお昼の時間だったのですが、さっきの温泉玉子がおなかで幅をきかせているのかあまり食欲がわきません。食事はもう少し先にして、またロープウェイに乗りました。このあたりは外国の観光客が多いです。ロープウェイではおそらく韓国から新婚旅行で来たと思われるお二人と一緒でした。何となく熱々でしたが何を言っているのかわかりません。カメラを構えていたら写真を撮って差し上げると身振りで話しかけて来ました。こちらも二人を取ってあげたら「ありがとうございます」と言われていました。上手な日本語でした。外国からみれば新婚旅行にも使える人気の観光地がこんな身近にあるとすれば、贅沢な話かもしれません。私も新婚旅行ではるばる地球の裏側まで行ったけど、そこに住んでいる人がいて、いいなあと思ったものですが、身近の良さにはなかなか気づかないものです。

ロープウェイを降りると芦ノ湖畔の桃源台です。ここで遅めの昼食をとり、桃源台付近を散策。悠希が歩き始めた頃ここにドライブに来たことがありますが、今回も同じコースをもう一度散策しました。桃源台から湖畔を左まわりに少し歩きます。ここは森林浴が心地よいです。以前、ここをずっと湖畔に沿って進み、深良水門を渡って元箱根まで歩いたことがあります。あのときは確か駒ヶ岳の頂上から歩き出し、大涌谷に出て、さらに桃源台まで歩き、それでも歩き足らずに湖畔を歩いたのでした。健脚でした。

そのあと遊覧船です。海賊船のデザインの船で、箱根町に向かいます。この船は昔からデザインが変わりません。いつも見るばかりで乗るのはかなり久しぶり。乗った思い出がほとんどありません。屋上のデッキに出ると船長の人形があり、ここで記念撮影。よく見ると船長の右に子分らしき人が…(うそです。一般乗客です。ごめんなさい!)。

箱根町からはバスで湯本に向かいました。このバスがしんどかった。同じ湯本・小田原行きでも、すいているバスと行列ができているバスがあります。すいているバスは一般道を通るのですが渋滞が発生していていつ着くかわからない。行列ができているバスは新道を通るので渋滞は回避できるがバスの中は混雑している。もう夕方と言っていい時間だったので新道経由のバスに乗ることにしました。バスは元箱根始発で、バス停に着いた時にはすでに満席状態。悠希はバスを待つ間に寝てしまったので、これを片腕に抱っこし、もう片方の手で手すりをつかんで乗車しました。箱根の道なので左右に良く揺れます。良く揺れるので腕を入れ替えたり交代することもなかなかできず苦しい思いをしました。遊覧船で元箱根まで行くべきでした。

それでもなんとか限界に達する前に湯本に着きました。悠希をベビーカーに乗せてお土産探し。クルマではいつでもお土産を買えますが今回は最後にまとめ買いしました。いろいろ見ましたが結局おまんじゅうを買って帰りました。帰りも小田原から新幹線に乗りました。